当時のZZR1400(2012年モデル)をチェックした時の衝撃は忘れられません。スペック表を見て「え、265kg!?」と二度見したライダーは僕だけじゃないはずです。
今回は、メガスポーツの進化と共に訪れた「表記の罠」と、当時のリアルな驚きを振り返ります。
「45kgの増加」という衝撃
当時の私はこう思っていました。「ZZR1200は236kgなのに、なぜ最新型はこんなに重いんだ……女性一人分じゃないか!」と。
当時はまだ「乾燥重量」という言葉に馴染みがあり、いきなり提示された「265kg」という数字は、かつてのZX-10を知る身にはあまりに重く見えたのです。
なぜバイクは「重く」なったのか?
結論から言えば、これはバイクが急に重くなったわけではなく、表記基準の変更が主たる理由でした。
- 乾燥重量: ガソリン、オイル、冷却水などを抜いた状態(メーカーの都合の良い数字が出やすい)。
- 装備重量(車両重量): ガソリン満タン、オイル、冷却水などを含んだ「乗れる状態」の重量。
2012年頃を境に、多くのメーカーが国際基準に合わせて「装備重量」表記へと舵を切りました。親しんだ「乾燥重量」表記が消え、カタログスペックが全体的に増えたことで、当時多くのライダーが僕と同じように困惑したのです。
今だから思うこと
今振り返ると、電子制御(KTRCなど)が盛り込まれ、フレームも剛性アップしたモンスターマシンを操るなら、重量表記以上に「何が詰まっているか」を見るべきでしたね。ただ、当時の自分に声をかけるならこう言いたいです。「大丈夫、それはガソリンが入ったリアルな重さだから!」

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