2015年5月27日水曜日

【スカイウェイブCJ43A不調】スロポジセンサーを六角ボルト化してリッチバーン狙い!そして辿り着いた改良品データ

【前半】終わりの見えない迷宮:謎のアイドリング不調とゴボ付きの発生

それは、ある日突然の出来事でした。愛車のスクーター、スカイウェイブのアクセルを5000回転付近に固定した瞬間、まるでエンジンが悲鳴を上げるかのように激しい「ゴボ付き(もたつき)」が発生するようになってしまったのです。

巡航中の絶妙なアクセル開度でエンジンがグズる感覚は、走っていて非常にストレスが溜まる致命的なコンディションの始まりでした。

まずは手軽な対策から!ECUリセットの淡い期待と無情な結果

バイクの電気系不調でまず手軽に試せる基本といえば、やはり「燃調の学習リセット」です。当初は単なる一時的なエラーだろうと考え、一度バッテリーのマイナス端子を完全に外し、1時間ほど放置して様子を見ることにしました。

「これで内部の学習が初期化されて元通り直るだろう」と期待を込めて再びバッテリーを繋ぎ、セルを回しました。しかし、結果は無情にも現状維持。症状は一切治りませんでした。そらそーよね、この年代のバイクのコンピュータに、そんな高度な学習機能なんてそもそもなさそうです。


ネットの海を大捜索!知恵袋で見つけた「全く同じ症状」の怪しい影

「小手先のリセットでは届かない、もっと根本的なトラブルに違いない。」そう確信した私は、ネットの情報を貪るようにググり始めました。すると、知恵袋の奥底で、まさに私の車両と全く同じ症状に悶絶しているオーナーの書き込みを発見したのです。

【ネットで見つけたオーナーの叫び】 「スズキ スカイウェイブCJ43に乗っています。ここ最近、発進時の一瞬、および、アクセルを中低速で固定したときバイクが、ガコン、ガコンします。(加速していく分には問題なし)まるで、ベルトが、つながったり、空回りしたような症状です。SBSスズキさんに持っていったところ、インジェクションかもしれないと言われました。」

この生々しい体験談を読み、私も原因はインジェクション(燃料噴射系)周りだと完全に確信しました。点火プラグの寿命によるパチパチとした「失火」の感じではなく、体感として「圧倒的に燃料が足りていない」という予想です。

【後半】徹底的な年式考察とパーツカタログから紐解く互換性の謎

インジェクター本体や燃料フィルターをバラして徹底的にお掃除したいところですが、重整備に踏み切るその前に、まずは一番の懸念点である「部品の初期04型〜後期06型における互換性」を徹底的に調べて比較してみることにしました。

今回は、兄弟車(OEM車)であるカワサキの「イプシロン250(SC250)」のオンラインパーツカタログをフル活用して検証を行います。

自分の愛車は何年式?リコール情報から暴く車台番号の真実

パーツを特定するにあたり、そもそも自分のスカブが正確に何年式なのかを知る必要があります。私の車両の車台番号は「CJ43A-117******」。過去の公式リコール情報に記載されている「車台番号」と「製造期間」の相関データから、パズルを解くように年式を割り出してみました。


【車台番号】
CJ43A-118003〜CJ43A-131472
【製造期間】
平成16年6月23日〜平成17年12月27日

【車台番号】
CJ43A-100014〜CJ43A-114145
【製造期間】
平成14年6月27日〜平成16年1月27日

【車台番号】
CJ43A-118003〜CJ43A-122103
【製造期間】
平成16年6月23日〜平成16年11月1

【車台番号】
CJ43A-118004〜CJ43A-121292
【製造期間】
平成16年6月23日〜平成16年10月1日

  • データ1: 車台番号 CJ43A-100014〜114145 ➔ 製造期間:平成14年6月27日〜平成16年1月27日

  • データ2: 車台番号 CJ43A-118003〜131472 ➔ 製造期間:平成16年6月23日〜平成17年12月27日

データを見ると、114番台が平成16年1月までで、118番台が平成16年6月以降の製造となっています。ということは、そのちょうど中間に位置する私の「117番台」は、平成16年(2004年)の1月〜6月の間の後半に作られた車両であるという事実が浮かび上がってきます。

つまり製造は平成16年=西暦2004年式。CJ43Aのいわゆる「初期型」ということで間違いなさそうです。正確な仕様は、後述するECUの現物を確認すればさらにハッキリするはずです。

まずイグニッションシステム
[19] イグニッションシステム
選択部品見出番号部品番号部品名SC250
B1B2
0405
2117521175-S001コントロ-ルユニツト(エレクトニツク)1
[19] イグニッションシステム
選択部品見出番号部品番号部品名SC250
B1B2
0405
21175A21175-S003コントロ-ルユニツト(エレクトニツク)1
[19] イグニッションシステム
選択部品見出番号部品番号部品名SC250
B6F
06
2117521175-S003コントロ-ルユニツト(エレクトニツク)1

衝撃の事実!イグニッションシステム(ECU)に立ちはだかる年式の壁

まずは心臓部である「イグニッションシステム」のパーツリストをめくります。ここである衝撃的な互換性の違いが発覚しました。

  • 04年式(B1): 部品番号 21175-S001 コントロールユニット(エレクトロニック)

  • 05年式(B2)/ 06年式(B6F): 部品番号 21175-S003 コントロールユニット(エレクトロニック)

なんと、イプシロン(スカブ)は初年度の2004年式だけECUの部品番号が明確に違います。 後期型のECUを流用しても代替にはならないため、ここに互換性はなさそうです。なお、イグニッションユニット自体は04-06年で共通となっています。

[15] スロットル
選択部品見出番号部品番号部品名SC250
B1B2
0405
4903349033-S001ノズル(インジエクシヨン)11
[15] スロットル
選択部品見出番号部品番号部品名SC250
B6F
06
4903349033-S001ノズル(インジエクシヨン)1
[15] スロットル
選択部品見出番号部品番号部品名SC250
B1B2
0405
2117621176-S008センサ-,スロツトル11
電卓左記の部品番号は下段の部品番号に変更されます。
21176-S026(I/X)SENSOR,THROTTLE17,236(6,700)7,236SC250B6F
インジェクター・スロットルセンサー・スピードコントロールセンサー04-06共通
4電卓左記の部品番号は下段の部品番号に変更されます。
21176-S025(I/X)SENSOR11,836(1,700)1,836SC250B6F

吸気系はセーフ?スロットル回りと各種センサーの統合データ

続いて、今回の不調の主犯格として最も怪しいスロットル回りとインジェクター周辺を調べます。

  • 燃料噴射ノズル: 部品番号 49033-S001 ➔ 04〜06年式で完全に共通

  • エアクリの吸気圧センサー: 21176-S010 ➔ 後に 21176-S025 へ統合され04〜06年共通

そして最重要部品である「スロットルポジションセンサー(スロポジ)」は、初期の 21176-S008 から、現在は後期共通の変更パーツである21176-S026(定価7,236円)へと部番変更されて見事に統合されていました。

インジェクター、スロットルセンサー、スピードコントロールセンサー、そしてエアクリ内部のセンサー類といったハードウェアに関しては、嬉しいことに04〜06年で全て共通の互換性があることが証明されました。

ということは、もしパーツの仕様違いによる「ハードエラー」が起きているのだとすれば、原因は先ほど判明した初期型専用の「ECU」そのものということになります。

ヤフオクを暗躍!画像から見えてきた「カプラー形状の罠」

もしECUが原因なら交換するしかありませんが、ここでさらなるトラップが待ち受けていました。ヤフオクで出品されている中古ECUの画像を執念で漁り、拡大してシャクハイ(借用)して見比べてみたところ……



  • 04年式と思われるECU: 私の車両と同じ見慣れた形状。


  • 05年以降と思われるECU: カプラーの形状が全く違うじゃぁん……!

やはり後期ECUのポン付け流用は物理的に不可能な仕様でした。もしECUを疑うなら、初期型の安い出物があった瞬間に即落札できるようアンテナを張っておく必要がありそうです。私の車両は「タイプS=イプシロン」なので、やはり中身は完全に04年式ですね。


【劇的追記】牙を剥く不調の正体:特定アクセル開度のシンクロと次なる一手

その後、しばらく街乗りで様子を見ながら走り込んでいるうちに、最初は曖昧だった症状がだんだんとハッキリ出るようになってきました。

徹底的に感覚を研ぎ澄まして検証した結果、このゴボ付きはエンジンの回転数によるものではなく、「ある一定のアクセル開度(踏み代)で固定した瞬間」にのみ100%の確率で発症するという決定的なメカニズムを確認したのです。

その特定の鬼門となる開度よりも、上(大きく開ける)に振っても、下(閉じる)に振っても、エンジンは何事もなかったかのように綺麗に爆発して加速していきます。

回転数依存ではなく「開度依存」。この事実が示す答えはただ一つ、本命はやはりスロットルセンサーの内部摩耗やカーボン付着による通電不良・電気的な不感帯(デッドゾーン)の発生です。

【中編】泥沼の消耗戦!エアクリ清掃とケミカルアタック、そして悪夢のFIランプ点灯

特定のアクセル開度で発生する謎のゴボ付き。原因を一つずつ潰すため、まずは大掛かりな分解の小手調べとして、約1万キロほどノーメンテで走り続けたエアクリーナーの清掃から着手することにしました。

【中編】泥沼の消耗戦!エアクリ清掃とケミカルアタック、そして悪夢のFIランプ点灯

特定のアクセル開度で発生する謎のゴボ付き。原因を一つずつ潰すため、まずは大掛かりな分解の小手調べとして、約1万キロほどノーメンテで走り続けたエアクリーナーの清掃から着手することにしました。


1万キロほど走ったエアクリ掃除


ビニール袋に灯油を入れてもみ洗う


底を切って廃油入れに開ける


文字が読めるようになった

2. 狭所との戦い!エアクリボックスのドレン外しとPC(パーツクリーナー)連射


続いて、エアクリーナーボックス本体の掃除に移ります。まずはボックス下部にあるドレンプラグを外すのですが、ここがとにかく狭くて非常に厳しい作業を強いられます。


なんとかドレンを外したら、パーツクリーナー(PC)をボックス内部へ容赦なく吹き付けていきます。ここで見落としがちな要注意ポイントが、ボックスの「天井部分」です。覗き込んでみると、天井もブローバイのオイルカスだらけでベッタリ汚れているため、徹底的な洗浄が必要です。


下部のドレン穴から汚れたパーツクリーナーの液がサラサラと流れ出てくるまで、何度も根気よく噴射を繰り返しました。


各部をピカピカに掃除し、期待を込めて元通りに組み付け。これで直ってくれれば最高だったのですが……結果は「まーったく変わらなーい」。まあ、薄々そんな気はしていました。そんなに世の中甘くありません。

【怪奇現象の追記】牙を剥くセーフモードと、消えた不調の謎

エアクリ掃除が空振りに終わり、意気消沈しながらも「爆発しない(ゴボ付く)魔のアクセル開度」をキープしたまましばらく遊んでいた時のことです。突如、メーターパネルのFIランプが真っ赤に点灯し、ECUが「セーフモード(緊急走行モード)」へと移行しました。


すると、信じられない異変が起きたのです。アクセルをオフにするたびに、まるで古いキャブ車のように「パン!パン!」と激しいアフターファイヤを連発するようになったものの、あんなに苦しんでいた「特定の回転数(開度)での不発・もたつき」が綺麗さっぱり消え去り、むしろ絶好調と言えるほどスムーズに回り始めたのです。

セーフモードに入ったことで、ECUが壊れたスロポジの信号を無視して固定マップで燃料を吹いた結果でしょうか。この怪奇現象により、「やはり原因はスロポジ(アクセルポジションセンサー)の電気的な異常で確定だ」と100%の確信を得ることができました。

3. バラす前の悪あがき!2種類のインジェクションクリーナーでケミカルアタック

完全に原因は見えましたが、大掛かりな分解整備に入る前に、一縷の望みをかけて試したかったのが「インジェクションクリーナー」による吸気系・燃調系の直接洗浄です。

まずは手持ちのクリーナーを使用。「ふむふむ、エンジン回転を上げながら吸気口へ吹き付けとな」と説明書通りにブリッピングしながらチョットやってみたのですが、あっという間に中身が空っぽになってしまいました。


そこで急遽、バイク量販店へ走って定番の「ヤマルーブ」のキャブ・インジェクションクリーナーを買い込んできました。こちらの使い方は先ほどとは異なります。

  1. エンジンを停止した状態で、スロットルバルブ周辺に円を描くように1分ほど贅沢に吹き付ける。

  2. 内部へ浸透させるため、そのまま30秒間「放置プレイ」する。

  3. エンジンを始動し、約1分間ブリッピング(空ぶかし)をして汚れを燃やす。

この一連のサイクルを数回連続で行いました。作業の際は、エアクリーナー上のカバーと足元の後部カバーを外すことで、なんとかスロットルボディの吸気口へアクセス通路を確保して作業しました。



しかし……全力を尽くしたケミカルアタックの効果も虚しく、症状は一切変わりませんでした。やはり内部のセンサーの物理的な摩耗は魔法の薬では直りません。ここに至り、本格的に車両をドッグ入りさせ、スロポジセンサーを直接直す覚悟を決めました。

【後半前編】センサーの完全摘出!立ちはだかる難所とヤフオク900円の奇跡

ここからは本格的なセンサーの取り外し作業に移行します。スロポジ(アクセルP)センサーを検査・交換するためのアクセス場所を作っていきます。

4. カウル分解とテスター検査による「完全な有罪確定」


まずは作業スペースの確保です。パッセンジャーフットボードを取り外し、ロアカウルの半分を浮かせて固定します。これで横からスロットルボディの側面がなんとか覗けるようになります。


こんな感じに覗ける
スロポジのカプラーを外す


ターゲットであるスロポジのカプラーを慎重に引き抜き、端子にデジタルマルチテスターのプローブを当てて検査を行います。テスターのダイヤルを抵抗値(Ω)に合わせると、通常時は針が上の方(正常な値)へとスムーズに動くのですが、アクセルをゆっくり開けていくと、


例の「エンジンが点かない(爆発しない)特定の場所」に差し掛かった瞬間、フッと抵抗が完全になくなってしまいました。内部の可変抵抗の回路が完全に断線・摩耗している証拠です。これでスロポジセンサーの故障が完全に確定しました。

5. トルクスの罠!スロボずらし作戦への変更と疲労困憊


交換のためにセンサーを取り外したいのですが、ここで絶対に失敗しないための必須手順として、ネジを緩める前にセンサー本体とスロボの境界に精密な「ケガキ(印)」をしっかりと刻み込んでおきます。点火時期や噴射タイミングの基準になるため、元の位置の記録は絶対に命です。


位置を記録し、「ここにおるで」とセンサーを固定しているトルクスボルトに工具をかけようとしたその瞬間、絶望が襲いました。周囲のフレームや配管が邪魔すぎて、手持ちのトルクスソケットが物理的にどうしても入りません。

「これを外すにはスロットルボディ(スロボ)自体をエンジンから外さないとダメか……」 ということは、つまり巨大なエアクリーナーBOXも丸ごと外す羽目になるということです。ひとまずフロント側の10mm固定ボルトをT字レンチで外します。残るは後ろ側のボルトですが、ここは車体の上フレームと下フレームの間の暗黒スペースにあります。


てことはエアクリーナーBOXも外すはめに
前の10mmボルトをT字で外す


後ろのボルトは・・・
上にと下のフレームの間にちょうど入るエクステがあればいける


ここへ、長さがジャストフィットするエクステンションバーと「フレキシブルジョイント」を組み合わせた工具を突っ込むと、これが奇跡的にジャストサイズでフックしました!工具の組み合わせの勝利です。接続されているホース2本と各種センサーカプラーを手探りで外します。

しかし、ここからどれだけBOXをぐりぐりと力任せに動かしても、知恵の輪状態になっていてBOX自体が車体から全く抜けません。途方に暮れながら周囲を観察すると、インテークマニホールド(インマニ)の固定ボルトが隙間から見えているのを発見しました。


「よし、BOXは車体内に残したままで、インマニごとスロボを横にずらしてスペースを作る作戦で行こう!」

そう決めたものの、ここまでの無理な体勢での作業で体力を激しく消耗したため、この日は一旦ここで作業を打ち切り、作業を持ち越すことにしました。

【復活への追記】シート全開とインマニ全バラし、そして伝説の900円ドナー

後日、体力を回復させて作業を再開。まず前回の反省を活かし、シートを支えているシートダンパーを完全に外してみました。すると、シートが通常の倍近くまでガバッと大きく開くようになり、上部からのアクセス性と視認性が劇的に向上しました!バイクメンテは急がば回れですね。

視界がクリアになったところで、硬化しているインマニのボルトへアクセス。ボルトには新車時の強固な「ロックタイト(緩み止め剤・青)」がびっしりと塗られており、信じられないほどカッタイ状態でしたが、舐めないよう慎重にトルクをかけてなんとか取り外しました。

⚠️【超重要!】組み付け時のガスケット向き記録メモ 外したインマニのガスケット(Oリング)の向きを記録用として撮影。これ、後から気づきましたが逆につけると大変なことになります。裏表は位置決めの出っ張りがあるので物理的に決まっていますが、吸気ポートの穴自体が綺麗な真円ではなく「楕円」になっています。インテークマニホールドの形状にきれいに重なるように合わせると、位置決めのタブが「下側」に来るのが正しい向きだった気がします。二次エアー吸いの原因になるので、ここは最要注意箇所です!

これでようやくスロボが動き、スロポジを固定しているトルクスボルトを緩めることには成功したのですが、今度は目の前を通っているフューエルライン(燃料配管)が物理的に邪魔をして、センサーが外へ抜けてくれません。別角度から何度もアプローチを試みましたが全滅。結局、覚悟を決めてインジェクターライン(フューエルレール)ごとごっそり取り外すことで、ようやく悪の元凶であるスロポジセンサーを完全に摘出することに成功しました。


別角度から



ついでにインジェクターも掃除のために外す
スクリューを緩める


固定スクリューを緩めて本体を上にスライドさせて抜き取り、お掃除を敢行。


見た目では詰まりは分かりませんが、予防整備としてインジェクタークリーナーを高圧でしっかり吹き付けて内部の通路を完全にリフレッシュしておきました。

あとは交換するパーツの手配です。新品の純正部品はアセンブリ扱いで目眩がするほど高額なため、ヤフオクで網を張って待つことにしました。数日後、幸運にもCJ43A用の中古スロットルボディASSY(各種補機類やセンサー付き)を、なんと送料込みで「約900円」という破格のワンコイン価格で落札することに成功!

届いた中古のスロボASSYから、本命であるスロポジセンサーのみを丁寧に移植。事前にテスターで全域において滑らかに抵抗値が変化すること(デッドゾーンがないこと)を入念にテストし、車体へと組み付けていきます。


そして、次回のメンテナンスやセンサーの微調整時に二度と同じ苦労(ソケットが入らない罠)を味わわないための最大の工夫として、あの忌々しいトルクスボルトを完全に廃止し、一般工具で一瞬でアクセスできる「六角ボルト」へと全て変更してガッチリと締め上げました。これで今後の整備性は抜群です!

現在3.2万キロ

テスト走行がてら、御前崎へ行ってきました。 通勤道以外でこのバイクで遠出をするのは、これが最初で最後かもしれませんね。

何はともあれ、無事に完治しました!

【追記】梅雨時のトラブル!水たまりに浸かってFIランプ点灯

その後、梅雨の時期のせいか、走行中に水たまりに入ってからFIランプが点灯してしまいました。


こんな低い場所にスロポジのカプラーがついているから、水を被ってしまうんですよね……。


一応は防水カプラー仕様になっているはずなのですが、ひとまず外してエアで水分を吹き飛ばし、グリスを塗ってから組み付け直したところ、無事に消灯してくれました。
ついでにスロポジの取り付け角を調整してみた

カプラーを触ったついでに、スロポジの取り付け角度をいじってみることにしました。 以前の作業で固定ボルトを「六角ボルト」に変更しておいたおかげで、こういう微調整も本当に楽ちんです。

テスターで測ってみたところ、一番下にすると抵抗値が上がったので、今回は「リッチバーン(燃料濃いめ)」を狙ってその位置に合わせることにしました。

そういえば、以前セーフモードに入った時に思ったのですが、あの時はあきらかにエンジンの振動が少なくなっていたんですよね。セーフモード時は全域で燃料を最大噴射しているはずなので、超リッチ燃調になっていたはずです。


テスターでの具体的な数値はこんな感じでした。
  • アクセルOFF(全閉)時:一番上のメモリで「約4.5kΩ」ほど。アクセルを開けていくと、テスターの針が右に振れて抵抗値が少なくなっていきます。(※写真の文字:✕全閉時→○全開時)


☓全閉時→○全開時

ちなみに、アクセルOFF(全閉)時の数値は調整を動かしても変わりませんでした。 そこからアクセルを開けていくとだんだん抵抗値が減っていき、全開時に「1kΩ〜0.8kΩ」までの変化が見られました。

そのため、今回は全開時に「0.8kΩ」になる一番下の位置に合わせ、リッチバーンを狙いました。ちなみに逆方向に振ると、全開時が1kΩになります。 これで狙い通りにいけば、振動が少なくなって加速が良くなり、その代わりに燃費が悪くなるはずです。

調整後に試走してみたところ、やはり思惑通りに振動・加速ともに改善しているのが体感できました!燃費についてはまだこの時点では分かりません。

最初は適当にスロポジを装着してしまっていたので、そもそもセッティングが合っていなかったんだと思います。もしこれで乗ってみて不具合が出るようなら、少し上に動かして調整しようと思います。

【さらに追記】 その後、燃費を測ってみましたが、変わらず25km/Lほどをキープしていました。 ただ、アクセルを極少量だけ開ける時に少し咳き込むような感じがしますが、これについてはセッティングの特性上しょうがない気がしています。

【再追記】わずか3000km未満で再発!ダメになったセンサーをバキバキに分解して分かった原因

前回の修理から、なんと3000kmも経たないうちにまたしても不調になってしまいました……。 そこで例のごとく、ヤフオクで中古のスロットルボディ(スロボ)ASSYを再び購入し、センサーをひっぺがして取り替えました。

一時はスロボ自体も丸ごと交換しようかと思ったのですが、見比べると今ついているパーツが一番綺麗だったため、インテーク部分を綺麗に掃除した上で再装着しました。

手元にダメになったセンサーが2個溜まったので、中身がどうなっているのか分解して調べてみることにしました。



このセンサーは非分解構造で綺麗に分割できないため、プラスチックのケースをバキバキに割って中身を露出させます。ちなみに、分解前にパーツクリーナー(PC)を内部に吹き付けてみたりもしたのですが、症状は一切改善されませんでした。


こちらが問題のセンサー部分です。 中を見てみると、黒いカーボン的な粉のようなものが溜まっているのが分かります。


基盤に黒いプリントがしっかり残っているところは、まだちゃんと抵抗があります。


しかし、擦れてハゲて「白く」なってしまっているところは、抵抗が完全に無くなってしまっていました。 ……コレがすべての原因ですね。

これだけ物理的にハゲてしまっているということは、いくら外から綺麗に掃除しても意味が無いので、壊れたら交換する他ありません。新品は高いので、またダメになったら中古を漁ればいいかな、と思っていたのですが……。

そういえば、純正パーツを検索した時に気になる表記があったのを思い出しました。

電卓左記の部品番号は下段の部品番号に変更されます。
21176-S026(I/X)SENSOR,THROTTLE17,236(6,700)7,236SC250B6F

部品変更の案内: 部品番号「21176-S008」は、下段の部品番号に変更されます。 変更後:「21176-S026」(SENSOR,THROTTLE) 価格:7,236円 / 適合:SC250B6F

この「SC250B6F」という型式は、OEMモデルである「エプシロンの最終型」のことです。

ということは、メーカー側もこの摩耗対策として、途中で耐久性を上げた改良品に変更したっぽいですね。 それなら、次にまたセンサーがダメになった時は、ケチらずに新品(対策品)を頼んだ方が良さそうです!

2015年5月21日木曜日

ICON Anthem 2 Mesh Jacket レビュー

夏に向けてメッシュジャケットを新調しようと思い
アイコンのメッシュジャケットを物色していた

昨年モデルで型落ちの派手なメッシュジャケが欲しかったのだが
メリケンオンラインさんに問い合わせてもメーカー在庫無しとのこと

そ~なると2015年のラインナップの中でメッシュジャケは1個しか無い
基本的にモトギアはアイコンしか考えてない
カッコイイのに安くて質もいい

夏もすぐそこまで来た5月に見積もりを出して22000円ほどなのでお願いした
米定価:190ドル
1ドル120円と輸入にはつらい時期だった
本国サイト

ネットに情報が少ないので写真多めにレビューしてく

本国の詳細直訳

  • FIT:アイコンリラックス·フィット
  • MATERIAL:ファイターメッシュシャーシ、アイアン織りメッシュパネリング
  • プロテクタ:D3O®インパクトプロテクター - 肩、肘、戻ります
  • LINER:断熱SatinCoreTMフルライナー - 取り外し可能
  • 詳細:プライマリタンブルゾーン、YKK®ジッパー、ネオプレン襟、ジッパーカフス、スルーヘッドフォンパス、メタルバッジ、スリーポジションエルボープロテクターポケットの中のBallisictナイロンパネル


開梱状態
黒が無難だったが猛暑時のみ使用なので白にした
ウルトラアマンみたい?
けっこうずっしり重い
MID (Mサイズ) 170cm60kg成人男性
だいたいアイコンの上着はワンサイズ小さいの選べばいい
日本でLならMサイズとか


バック


ハンガー付き


D3Oタグ


肩 エルボー 背中に入ってる


胸のアイコンロゴ


YKKプラジップ
ここが型落ちジャケットより良い所
前のはスチールの細かいYKKだった


ポケット


袖部分
ウエットスーツのような素材


えりも同じ素材


肘はバリスティックナイロン?かなり強そう


背中のロゴアップ


開いた所
キルティングインナー付き


インナータグ部
アンセム2と読む?


インナーのジップ


下に小型ポッケが2つ


左はインナーに穴があって本体の内ポッケにアクセスする


右はインナーにポッケが有る


ではインナーは使わないので外す
まずチャックで外してから
脇にボタンが左右ある


袖部分のボタン2つ


と思ったら3つあった
前より増えてる


外したインナー
結構ペラいがコレがあれば真冬以外大丈夫なんだな
春秋自分はライダースを着るから要らない


インナーを外した状態
D3Oプロテクターのオレンジが目立つ


内張りのメッシュ


胸の内ポケットの奥にこんなものが
セントクリストファーのメダル
ネットで検索したところによると

このようなエピソードを持つクリストファーは、旅人や自動車運転手の守護の聖人、さらに水難や嵐などから守護してくれる聖人として、世界中の人びとがその保護を願って身につけるメダルです。

らしい、粋なはからい


そのポッケの上にはイヤホンコード通し穴
コレありがたい


内張り引っ張ってみた


その他の黒い部分は伸縮性の有る素材


インナー無し状態
重量はあまり変わらない1Kgくらい?


チャック締め前


チャック締め後ろ

これで夏も安心


↓Webikeには前回アンセムジャケットしかなかった
ICONアイコン/Anthem Mesh Jacket メッシュジャケット
ICONアイコン/Anthem Mesh Jacket メッシュジャケット


2015年5月18日月曜日

スカイウエイブ250S ヘッドランプ交換 CJ43A

左に続き、右のローバルブも切れた
じゃあ2個変えちゃおっかと思ったが



カワサキ純正品番

No.部品番号数量単位税込単価(税抜)金額代表機種
1電卓12,700(2,500)2,700SC250-B1
BULB,12V35/35W,HS1

髙すぎ笑えない

たかがバルブ2個でコレですか
Amazonなど見ても国産メーカーはこんなもんだった

安価でガレージに余りまくってる60wのH4使えるのに~
こりゃ左のオンオフスイッチを使って片目使用にするか


今左がローオンオフ出来てH4 60Wが付いている
右は純正35Wのロー切れバルブ 前ロー切れた35Wも1個ある

ハイ時に60Wと35W両点灯で、ロー時に片目右60Wにするか
もしくは60Wを両方に入れて普段は片目運用するか(暗い時ローダブルにも出来る)

てことで35W買うまで60W単眼にした


左が60wH4
右が純正35wHSのロー切れ
H4の下の爪を


プライヤで凹ませて装着
バルブの交換はなにも外さないで工具なしで出来る
(ゴムパッキンは除く)


右単眼仕様
左側通行だし右目が大事かな~って


アップ
夜間は2灯の方がもちろん明るい
ハイビームは2灯とも点く
消費電力の多くなる冬にバルブ変えればいいよね