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2014年7月22日火曜日

ZZR1200 フロントフォークO/H オイル&シール交換

60000km弱前オーナーが交換して無い限り無交換の
フロントフォークオイル&シールを交換する。
鬼が出るか蛇が出るか


スクーデリアメカニカのフロントスタンドボスが壊れたのでジャッキで
ジャッキアップ前にサイドカウル・フロントフェンダーを外す
ZZR1100と違って外しやすい。外からネジ4本

フロントアクスルシャフトをゆるめておく
フロントキャリパーを外す。

三叉の下の固定ボルト4本をゆるめておく


ハンドルを外す


フォークトップキャップ27mmをゆるめておく


ジャッキは左右で2個使う


ウエスをかましてアンダーチューブフレームにかませる


アップしフロントタイヤを外す


三叉上の固定ボルトをゆるめてフロントフォークを抜く


今回はブレーキのO/Hもやるのでキャリパーが無い
なんだか不思議なお姿のZZR


2本とも外れた
慣れてない人は一本ずつヤッたほうがいい
初めの一本は勉強用


まずトップを外す。27mm
インナーカートリッジ式で飛び出ない


筒カラーを下に押し込んでナットを露出させる


すかさず14mmでキャッチしトップキャップをハズす


アウターとインナーで別れて外れた


ワッシャー・カラー・ワッシャーを外す
オイルもでる。真っ黒+スラッジ
もはや匂いすらしない。本当は臭い


スプリングを出す


底のボルトを外しにかかる
六角を切断し作成したSSTで
ある程度長さが必要だ


エアインパクトレンチに装着


バババッと回す。回らない場合は一度手で空回ししてから
インパクトを使うと外れるかも
今回はそうだった


ダストシールを取り、スナップリングを取り
インナーチューブを上にたたきつけるように外すと
オイルシールもろとも外れる


バラバラ状態


オイルシールとダストシール
錆びていた
こっちが上向き


バラすのは取り敢えず2本共バラす


なぜなら掃除するから
ハーツクリーナで綺麗にする


かなブラシとメタコンでも落ちないフロント方向のサビ穴
リップ面じゃないから向きを横にして再利用する


インナーロッドのサビ、かなブラシとメタコンである程度落とす


スプリング長を計る
フォークスプリング標準値は269.3mm
使用限度は264mm

270mm以上有るんですが。。


ひと通り綺麗にしてエアで吹いたら組み付け
インナーチューブ底にカラーを入れる


インナーチューブをボトムケースに入れカラーを入れる


その上にワッシャー


インナーカートリッジを入れる
ナットは一番下にして針金を装着しておく
あまり長くない方が後々便利
SSTがあれば尚便利


ボトムボルトを装着し締め付ける。
今回はエアインパクトレンチで。
銅ワッシャーを頼み忘れたので再利用


ボトムボルト 40Nm 結構強い
締め付け過ぎも嫌なので真ん中くらいのダイヤルで


メインのオイルシールを挿入する
フォールオイルをたっぷりヌル
インナーチューブに通す時サランラップを使うといいらしいが
一本目であまり意味なさそう&邪魔だったので二本目はやめた


圧入には今回コレを使用した
ボイド管Φ50 -210円
ZZR1200のインナーチューブ径43mm


ホントは古いオイルシールをかましたほうがいいが
捨ててしまったのでしょうがない


これがなかなかぴったりだった


スナップリング溝より下まで圧入


スナップリング装着


ではフォークオイルを入れる
オイル量406+-4mL


インナーロッドを針金で上げて自重で下げる
を10回ほど繰り返して計測する


オイルレベルを測る
オイルレベル167+-2mm スプリング無インナー&ロッドフルボトム
割り箸で位置にマーキングし


マークまで入れて


オイルが付けばOK
つきすぎなら抜く
大体でいいんじゃないかな


オイル量がOKならスプリングを入れる
経が細くなってるほうが下向き
頑張って針金を通す


インナーチューブを伸ばすのだが
どーしてもノビない場合は三叉の下に装着し


ボルトをある程度締め


アウターをプラハンで叩く


オッケ伸びた


コレラを挿入
まだ針金はそのまま


ここで針金が外れてインナーが下がると悲惨なことになる


トップキャップのインナーを付ける
コレではりがねはとっていいのだが


上に出すのはほぼ無理なのでワッシャーの下の隙間から外す
あまりがっちりつけとくと外しにくいが
途中で外れちゃうとダメなジレンマ
なるほどSSTがあるわけだ


外した時のようにカラーを押し込んでナットを固定し
トップキャップを一番奥まで締め込む。トルクはかけない
コイツのOリングは忘れた


アウターのトップキャップもいっぱいまで締める
こっちのOリングは注文しといた


インパクトがあれば楽ちん


トップキャップを押しこみながらインナーチューブにかませる
力技


今回試したかったのがオイルシールとダストシールの間に
グリースを充填したらどうかと思った
防水にもなるしいいんじゃないか?
オイルシールにグリス指示あったし


ダストシールを入れる


コイツもボイド管で


完成


三叉に入れる


三叉上のボルトを締める


三叉下を締める
(写真使い回し)


スピード計をグリスアップ


カラーをグリスアップ


フロントホイールを装着する
ここでジャッキを外しキャリパー装着


トップキャップインナーを縮める


トップキャップを締める
ディープがあれば楽かも


トップキャップインナーを適正値にする
プリロード車高調整STD18mm突き出し量のヤツ
20mmソフト
5mmハード


ダンピング調整をする
STD1
3ソフト
1ハード

左右で締め代が違うんですが。。。まあいいか


ハンドルを付けて完成



ボトムセンサー代わりになった余ったグリス
拭き取る
オイル漏れは無し

今回マスターキャリパーOHとチェーンスプロケ交換も同時に行い
テスト走行したが私にはあまり違いは体感出来なかった。

しかし抜いたオイルの状態を見る限り精神衛生上健康になった
ちょっと大変なのでしばらくは勘弁願いたいなあ

使用部品
カワサキ純正
92055-1123  *2リング(0) 454円
92093-1480 *2 シ-ル,フオ-クアウタチユ-ブ1,512円
92049-1496 *2シ-ル(オイル),フオ-クアウタチユ-ブ1,534円
KHL15-10 フォークオイル ¥1,944 (税込)

計5444円

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